「いーだろ!もらったんだ!(これで俺もモテの仲間入り だぜ!)」
見せびらかす正則に遅れて清正が登城する 。運がいいのか悪いのか、全く同じ色合いの衣を見て、居合わせたものが視線をそらす。
「お揃いを堂々と!?」
「 流石に痛い!」
「幾らなんでも引く・・・」
正則は一言も 清正の名を出しては居ないが、なぜか揃い着物を清正が送 ったことになり、しかもそのことによって清正は気持ち悪がられるという不運。正則が見せびらかせれば見せびらかすほど、清正へ注がれる視線が冷たくなる。
それでも、同 じ色の衣を身に纏い、見せびらして回るとは、よほど俺のことが好きなのだと思えば苦にならない。そういえば、脱いだ着物を並べて置いたら、どちらのものか分からなくな るな・・・とありもしない光景を妄想すれば、ますます楽 しくなってきた。注がれる視線はますます冷たくなってい くが、気にならない。ニヤついた口元を抑えて、清正はそ っと体を前に屈めた。









ゆみさんの清正則!!
ありがとうございました!!
ひゃっほーいwwww



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